映画レビュー
「客-ザ・ゲスト-」(2018年)★★★★★ 人間だけが「死」の概念を理解して生きている、なんてのは人間側の傲慢さと欺瞞に満ち溢れた勝手な憶測にすぎないと僕は思っています。 けれどもそうした「死」の概念があるからこそ、ホラーというエンタメが存在し、今…
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(2020年)★★★★★ 巷で社会現象にもなっておりますが、ようやく映画館で鑑賞してきました。 ちなみに原作は未見です。 アニメ版は全て鑑賞済み。 まずは予告編を掲載しておきます。 www.youtube.com はじめに、アニメ版の続き…
「若おかみは小学生!」(2018年)★★★★☆ 運悪く、劇場まで足を運ぶことが出来なかった映画って、結構あります。 そんな時はAmazonなどでレンタル鑑賞するわけですが、今回紹介する映画もその1つです。 劇場行けば良かったです、本当に。 気を取り直して、ま…
「バンド・オブ・ブラザース」★★★★★ 本作は、2001年製作のテレビドラマシリーズです。 そのうち紹介したいと思いつつ、年月が経ってしまいました。 ちょうど本日は開戦記念日ですので、当ブログでも取り上げてみます。 まずは、概要から。 本作はスティーヴ…
「ホテル・ムンバイ」(2019年)★★★★☆ 2008年にインドのタージマハルホテルで起きた無差別テロ事件を題材にした映画。 日頃から実話系やドキュメンタリー好きを自認している以上、映画館で観ないわけにはいきません。 早速、行ってきました。 予告編はこちら…
「サバハ(娑婆訶)」(2019年)★★★★★ Netflixにて韓国産スリラー映画「サバハ(娑婆訶)」を鑑賞。 数年前、ホラー界隈を震撼させた「コクソン(哭声)」に匹敵する面白さでした。 ホラー好きのみならず、ミステリ系謎解き好きもこの映画は絶対に観るべきで…
「ハロウィン」(2018年)★★★★☆ 名匠ジョン・カーペンター監督の出世作が、続編として登場。 アメリカでは昨年の10月に公開され、名実ともにハロウィンの時期にふさわしい封切りとなりましたが、日本では遅れること半年。 ようやく4月12日からの公開となりま…
「死霊館のシスター」(2018年)★★☆☆☆ 当時、近隣の映画館では上映すらしてなくて、レンタル開始になるまで待った本作。 結論から言うと、死霊館ユニバースの作品群で、最も怖くない作品でした。 ホラー映画なのに怖くないっていう時点で、ホラー好きにはお…
「イコライザー2」(2018年)★★★★★ 前評判がそれほど良くなくて、劇場で観るのをスルーしていた”デンゼル無双”の続編。 しかしこれ、劇場で観なかったことを激しく後悔しました。 元々サスペンス好きな性格もあるのですが、本作は脚本が本当に良く出来ていま…
「バードボックス」(2018年)★★☆☆☆ 記事タイトル通りに退屈な作品です。 こういったシチュエーション系のホラーは僕の大好物でもあるのですが、緊張と緩和のバランスが上手く機能していません。 恐らく「ミスト」を参考にした脚本だと思いますが、緊迫感は…
「グリンチ」(2018年)★★★★☆ 劇場で観てきました。 いきなりネタバレしちゃいますが、53歳なんですね、グリンチ。 かなり孤独をこじらせちゃってて、何となく自分と重なる部分もあったりしたのですが、安直な展開とはいえ、終盤あたりは妙に泣けてきちゃい…
「ソムニア -悪夢の少年-」(2016年)★★☆☆☆ 主演?の男の子、ジェイコブ・トレンブレイの魅力が満載の映画。 この子どこかで見たなあと思いきや、今年公開のプレデターにも出てましたよね。 そういえば劇場まで観に行った記憶。 ザ・プレデター 2枚組ブルー…
「イップマン 序章」(2008年)★★★★☆ カンフー(中国武術)は男子の永遠の憧れのようなもので、何を隠そう、学生時代にカンフー用の服を大中で購入し、それを着て渋谷を闊歩していた男、それがワタクシです。 あの服だと、素人の掌底でもちゃんと音が出るん…
「帰ってきたヒトラー」(2015年)★★★★☆ 僕の好きなゲーム「Fallout」では念仏のように聞かされるセリフがあります。 「人は過ちを繰り返す」 この映画も根底にあるのはその思想。 Fallout 4: Game of the Year Edition 【CEROレーティング「Z」】 - PS4 出…
「ゲット・アウト」(2017年)★★★★★ 結論から言うと、「にんげんがいちばんこわい」系スリラー。 僕が昔っから大好きなやつ。 古くは「ミザリー」ですよね。 (近年では「ミスト」とか?) 本作のような、密室劇に近い空間での心理戦って本当に面白いですね…
「バイバイマン」(2017年)★★★☆☆ ポスターがめっちゃカッコいいのですが、過度な期待は禁物。 極めて平凡な、グロもエロもない、ごく普通のホラー&サスペンスな映画でした。 とはいえ、謎解き要素を盛り込んだ脚本は、近年の「死霊館」や「インシディアス…
「ジャスティス・リーグ」(2017年)★★☆☆☆ ザック・スナイダー監督は大好きです。 ゾンビ映画の歴史を変えた「ドーン・オブ・ザ・デッド 」で監督デビューしてから「300」「ウォッチメン 」そして「ガフールの伝説」と傑作を立て続けに発表した才人でもあり…
「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018年)★★★☆☆ ブラッド・ペイトン監督は本当にドウェイン・ジョンソンが好きなんですね。 タッグを組むのはこの映画で3本目ぐらいではないでしょうか? しかしながら、都市破壊と美しい筋肉の組み合わせは「カリフォルニア・ダ…
「ジオストーム」(2017年)★★★☆☆ 全く予備知識なしで鑑賞しました。 よくあるB級パニック映画かなと思いきや、主演がジェラルド・バトラーでびっくり。 「オペラ座の怪人」で一気にファンになり、「300」で昇天した記憶が蘇ります。 最近はヒット作に恵まれ…
Coldplay「A Head Full Of Dreams(Film)」(2018年)★★★★☆ 一夜限りの上映として話題になっていたColdplayのドキュメンタリー映画を劇場で観てきました。 バンド結成から20年を超え、1つの節目での企画かと思いますが、リアルタイムでデビュー時から彼らの音…
「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)★★★★★ はい、音楽好きを自認する方は全員、今すぐ観なきゃダメなやつ、出ました。 Queenのことはよく知らない? フレディはともかく、ブライアン・メイって、誰? そういう人にこそ観て欲しい「音楽映画」ではないかと…
「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年)★★☆☆☆ 洋邦問わず、映画好きを自認しているわりに、どうしても邦画は後回しになることが多いです。 その理由をいろいろと考えてみるのですが、例えばコンセプトがよく分からなくて、作品のターゲットに自分が含まれてい…
「スカイライン -征服-」(2010年)★★★☆☆ 当時、この映画の後に「世界侵略: ロサンゼルス決戦」が公開されまして、LAも宇宙人に狙い撃ちされて大変だなと思った記憶があります。 実のところ、本作はなぜか今まで避けておりまして、このたび続編となる「スカ…
「インシディアス 最後の鍵」(2018年)★★★★☆ 原題は「Insidious: The Last Key」ということで、このシリーズ最終話になるかと思います。 全米では今年公開されたものの、日本では劇場未公開となりまして、今月になってようやくレンタル開始となりました。 …
「ジェーン・ドウの解剖」(2016年)★★★★☆ 原題は「The Autopsy of Jane Doe」ということで、邦題もそのまんまです。 登場人物少なめ、密室劇、そして控え目だけどがっつり恐い怪奇現象、という三拍子揃ったソリッド・シチュエーション・ホラーだと思います…
「ザ・プレデター」(2018年)★★★★☆ 劇場で鑑賞しました。 感想を残す前に監督のシェーン・ブラックについて言及しておきます。 この人、実は初代「プレデター」(1987年公開)に俳優として出演しているんですね。 ホーキンス役と言われても僕は思い出せなか…
「リメンバー・ミー」(2017年)★★★★★ 近年のディズニー・ピクサーの作品でトップクラスの出来ではないでしょうか。 メキシコっていう舞台設定も新鮮でしたし、死者の国の美しい描写もお見事。 脚本も起承転結がしっかりと守られて、同じ家族愛を描いた「メ…
「ファイナル・デッドブリッジ」(2011年)★★★☆☆ 原題は「Final Destination 5」ということで、ファンにはお馴染みの展開です。 3DCGの出来は安っぽいし、全体的に低予算な雰囲気に包まれていますが、コンセプトの勝利というか、やっぱり面白いんですねこれ…
「メリダとおそろしの森」(2012年)★★☆☆☆ 興行的にも不敗神話を誇るピクサー関連の作品ですが、これはイマイチ。 舞台設定からして「ヒックとドラゴン」(2010年公開)に酷似していますし、シナリオにも奥行きが感じられず、何だかスケールの小さい家族ドラ…
「インシディアス 序章」(2015年)★★★☆☆ 原題は「Insidious: Chapter 3」となっておりますが、時間軸としてはエピソード0的な作品なので、今作に限っては邦題グッジョブですね。 監督はジェームズ・ワンと「SAW」シリーズからタッグを組んでいるリー・ワネ…