【映画】実在したカンフーマスター葉問を題材にした華流映画「イップマン 序章」【ネタバレ感想】
「イップマン 序章」(2008年)★★★★☆
カンフー(中国武術)は男子の永遠の憧れのようなもので、何を隠そう、学生時代にカンフー用の服を大中で購入し、それを着て渋谷を闊歩していた男、それがワタクシです。
あの服だと、素人の掌底でもちゃんと音が出るんですよね。
バッバッバッってw
そんなカンフーサウンドが全編で楽しめる映画です。
何と言いましても主役のドニー・イェン師匠ですね。
拳のスピードが凄すぎます。
一応、これでも空手初段の僕が言うので間違いないです。
特に下半身のバランスの良さ。
それによって上体がブレてもきちんとリカバリー出来ちゃうんですね。
対照的にジャッキーの場合は体全体をバネのように使います。
こうした体幹の素晴らしさを実感出来るのもカンフーならではです。
あ、それからリー・リンチェイの場合ですがリュー・チャーフィーと比較しますと、、、いや、きりがないのでカンフーの話はこの辺にしましょう。
シナリオ自体は日中戦争時の中国を描いているので暗いです。
もちろん、日本軍も悪者です。
ブルース・リー映画ほどではないですが、エンタメ色を強めるための工夫(歴史改変)は散見されました。
そうした中国特有の愛国精神を取り除けば、傑作になったような気がするのですが。。。
しかし、とりあえず、カンフーを真面目に取り扱った作品は貴重です。
続編もあるので楽しみですね。