【映画】パニック映画と思ったら陰謀系サスペンス映画だった「ジオストーム」【ネタバレ感想】
「ジオストーム」(2017年)★★★☆☆
全く予備知識なしで鑑賞しました。
よくあるB級パニック映画かなと思いきや、主演がジェラルド・バトラーでびっくり。
「オペラ座の怪人」で一気にファンになり、「300」で昇天した記憶が蘇ります。
最近はヒット作に恵まれていなかったように思いますが、元気にしてたんですね。
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こうなってくると、自然災害から家族を守る、典型的なアメリカン・ビッグダディ・ムービーなのかなとこちらの期待が高まりますが、冒頭から本作のベクトルはどうやらサスペンス、ドラマ方向にある模様。
しかもこの時代に何とも新鮮味のない、政治的な陰謀論のお話じゃありませんか。
これはもうパニック描写はあまり期待出来ないなと思い、僕も「24」の頃の感覚に戻って、シナリオを楽しむことにしました。
肝心のシナリオはまずまず、といったところ。
強引なハッピーエンドはご都合主義っていう批判もありそうですが、魅力的なキャストのおかげで、そこまで気になりませんでした。
だって、大統領役にアンディ・ガルシアですよ?
この映画、間違いなく役者に救われた部分はあるでしょうね。
やっぱりキャスティングって大事だなあと思いました。
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さて、監督はディーン・デヴリンという人。
過去に「ユニバーサル・ソルジャー 」「インデペンデンス・デイ 」「セルラー」などを手掛けています。
本作もそうですが、やっぱりB級感覚が抜けないんですよね。
個人的に、もう少し宗教観や倫理観を取り入れれば作品にも奥行きが増すんじゃないかと思ったりするのですが、これはこれで気兼ねなく観れるから良い、という意見もありそうです。
実際のところ、自然災害をテーマにしながらも、鑑賞後は爽快感がありました。
(逆に言えば、後味が良すぎて印象に残りにくい映画とも言えます。)
ということで、ビール片手にリビングで観るには最適な映画かもしれません。
繰り返しますが、キャストのおかげで悪い印象は嵐のように吹っ飛んだ感じ。
まさに「ジオストーム」な作品です!