【映画】一般市民目線に徹したSFパニック映画「スカイライン -征服-」【ネタバレ感想】
「スカイライン -征服-」(2010年)★★★☆☆
当時、この映画の後に「世界侵略: ロサンゼルス決戦」が公開されまして、LAも宇宙人に狙い撃ちされて大変だなと思った記憶があります。
実のところ、本作はなぜか今まで避けておりまして、このたび続編となる「スカイライン -奪還-」が公開されたことですし、とりあえず観なきゃと急いで鑑賞した次第です。
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結論から言えば、SFパニック映画として非常に面白いです。
8年前の映画ですが、CG技術などに不満もありませんし、テンポも悪くないです。
低予算だったのか、終始一般市民目線で物語が進みますが、個人的にはこれが成功していると思いますね。
要するに、アメリカ映画にありがちな、大統領とか軍の司令官とか科学者とか、そんなヒーロー達が出てくるような映画ではないわけです。
傍観者ともいうべき一般市民にフォーカスすることで、日常が一気に壊されていく瞬間を目の当たりにすることが出来るわけで、これはもうある種のホラー映画ですよ。
この辺は、僕が大好きな映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」にも通じるものがありました。
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敵となるエイリアンの造形に関しては、ゲーマーに説明するとすれば「Gears of War」ですよねコレ。
モノによっては姿形がまるっきり同じじゃないかっていうツッコミを入れたくなるほどでした。
でもまあ、触手が再生可能だったり、ニチャニチャと粘液垂らしてエロかったから良しとしましょう。
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しかしこの作品、賛否両論は分かる気もします。
物語は壮大なスケールを描いていますが、劇中では少ない登場人物にしかスポットが当たっておりませんからね。
僕はそれが逆に良かったと思っている派ですが、もう少しハリウッドらしいド派手な展開が見たかった人には思いっきり肩透かしだったはずです。
どちらにせよ、本作の評価は続編を観てこそ、確定するんじゃないでしょうか。
というわけで、そのうち続編「スカイライン -奪還-」を観てこようと思います。