【FUJIFILM】フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS レビュー【広角ズーム】
FUJIFILM「XF10-24mmF4 R OIS」★★☆☆☆
2021年現在、富士フィルムのX-Pro3をメインに使っておりまして、すでにカメラのレビューは記事にしておりましたが、今後は各レンズのレビューをまとめていきます。
前置きとして、筆者はPENTAX(APS-C)~CANON(フルサイズ)~NIKON(フルサイズ)~FUJIFILM(APS-C)という流れで各マウントを渡り歩いており、デジイチ歴は15年ほどになります。
はじめに、評価のポイントとしては以下の5つに絞りたいと思います。
- 操作性
- 表現力
- 携帯性
- 機能性
- まとめ
それでは「XF10-24mmF4 R OIS」のレビューをご覧ください。
作例も掲載しておきます。
操作性
・変な差し色もなく、フジらしい質素なデザインです。
・手振れ補正のスイッチ等、操作性について特段迷うことはありません。
表現力
・F4通しの広角ズームにしては明るめ。
・ただ、僕が好きなシャープで立体感のある絵作りではありません。
携帯性
・400g近い重量があるので、取り回しには気を遣います。
・もちろん、フルサイズの広角に比べるとコンパクトで扱いやすい方です。
機能性
・AFは静かで速い。
・手振れ補正も搭載していますが、このモデルは防塵防滴に非対応。
まとめ
まず、このレンズは防塵防滴仕様の新型が2020年から販売されています。
僕が所有しているのは旧型の方ですので、念のため。
フルサイズ換算で15mm~36mmという画角は、特に自然風景の撮影現場において重宝することが多いと思います。
しかしながら、立体感やヌケの良さという観点から見ると、満足度は低いです。
具体的には、不自然な歪み補正による違和感があります。
これによってパースペクティブの描写が僕好みではありません。
それからテレ端における周辺画質の悪さ、これは否めないと思いますよ。
特にフルサイズからの帰還組にとっては、意外と気になってしまう部分かと思います。
そもそも、FUJIFILMのミラーレスって昔から広角の風景撮影が苦手な気もします。
レンズ自体は堅牢なデザインで好感触でしたが、使ってみると残念無念な印象。
そう考えると、価格も高めに思えてしまうんですよね。
総合評価:70点