【FUJIFILM】フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR レビュー【単焦点】
FUJIFILM「XF90mmF2 R LM WR」★★★★★
2021年現在、富士フィルムのX-Pro3をメインに使っておりまして、すでにカメラのレビューは記事にしておりましたが、今後は各レンズのレビューをまとめていきます。
前置きとして、筆者はPENTAX(APS-C)~CANON(フルサイズ)~NIKON(フルサイズ)~FUJIFILM(APS-C)という流れで各マウントを渡り歩いており、デジイチ歴は15年ほどになります。
はじめに、評価のポイントとしては以下の5つに絞りたいと思います。
- 操作性
- 表現力
- 携帯性
- 機能性
- まとめ
それでは「XF90mmF2 R LM WR」のレビューをご覧ください。
作例も掲載しておきます。
操作性
・堅牢性を感じさせるシンプルイズベストなデザイン。
・絞りリングのクリック感も良好です。
表現力
・開放からある程度絞ったところまで、その描写性能は素晴らしいの一言。
・特に中央付近の解像度はフルサイズ並み。
携帯性
・重量540gはAPS-Cの単焦点レンズの中でも重い方です。
・とはいえ、X-Pro3に付けても違和感はありません。
機能性
・防塵防滴仕様なので雨の日でも気軽に使えます。
・リニアモーター内蔵のAFは静かで速く、そして正確です。
まとめ
何と言っても、AFが静かで速く、そして正確に被写体を捉えてくれます。
AF性能は撮影時のストレスに直結しますから、この点は非常にありがたいですね。
他の単焦点レンズに比べるとサイズも大きく、取り回しや機動性については劣りますが、この解像度なら文句は言えません。
デジタル補正における不自然な歪みもなく、建造物や自然風景とも相性が良いです。
もちろん、ボケのふんわり感はフルサイズに劣ります。
けれども、決して汚いボケではありません。
そもそも90mmというのはフルサイズ換算で135mmという中望遠クラスに該当しますので、むしろポートレートにも率先して使いたくなるレンズとも言えるでしょう。
難点を挙げるとすれば、少々高めな価格設定ぐらいでしょうか。
僕の中では間違いなく「神レンズ」であって、これを買わないとフジノンレンズは始まらない、、、それぐらいの価値があると思っています。
総合評価:97点