【FUJIFILM】フジノンレンズ XF23mmF2 R WR レビュー【単焦点】
FUJIFILM「フジノンレンズ XF23mmF2 R WR」★★★★★
2021年現在、富士フィルムのX-Pro3をメインに使っておりまして、すでにカメラのレビューは記事にしておりましたが、今後は各レンズのレビューをまとめていきます。
前置きとして、筆者はPENTAX(APS-C)~CANON(フルサイズ)~NIKON(フルサイズ)~FUJIFILM(APS-C)という流れで各マウントを渡り歩いており、デジイチ歴は15年ほどになります。
はじめに、評価のポイントとしては以下の5つに絞りたいと思います。
- 操作性
- 表現力
- 携帯性
- 機能性
- まとめ
それでは「XF23mmF2 R WR」のレビューです。
合わせて作例も掲載しています。
操作性
・FUJIFILM自体が独特な操作性であることを考慮しても、本レンズの操作性は至ってシンプル。
・絞りリングのクリック感も良く、コンパクトさもあって気軽に扱えるバランスに仕上がっています。
表現力
・ボケを楽しむというよりはパンフォーカスな絵作りを得意とするレンズ。
・ある程度絞って、例えばF値5.6におけるキレ味などは最高です。
携帯性
・重量180gという軽さがスナップ撮影時の機動性を高めてくれます。
・小さくて軽いのでテーブルフォトでも気楽に使えます。
機能性
・防塵防滴仕様なので山岳の風景撮影にも使用可能。
・特筆すべきはAFの速さで、XF35mmF1.4と比べると圧勝です。
まとめ
端的に言うと、スナップシューターには鉄板とも言えるレンズです。
この画角では「XF23mmF1.4 R」もラインナップにありますが、あちらは300gという重量で防塵防滴の設計もされておりません。
従って、雨天の街頭撮影などでは若干の不安を残します。
特徴的なのは、やはり軽くて、小さくて、AFも速い、ということ。
気になる画質も、絞った時の中央付近の解像度、ヌケの良さが本当に素晴らしいです。
一方で、ポートレートなどボケ味を生かす絵作りには不満が残ります。
フルサイズを扱った後ですと、尚更ウイークポイントに見えてしまうでしょう。
従って、あくまでもAPS-Cにおけるスナップ最強レンズ、という評価が適正ではないかと思います。
総合評価:95点