【FUJIFILM】フジノンレンズ XF35mmF1.4 R レビュー【単焦点】
FUJIFILM「XF35mmF1.4 R」★★★☆☆
2021年現在、富士フィルムのX-Pro3をメインに使っておりまして、すでにカメラのレビューは記事にしておりましたが、今後は各レンズのレビューをまとめていきます。
前置きとして、筆者はPENTAX(APS-C)~CANON(フルサイズ)~NIKON(フルサイズ)~FUJIFILM(APS-C)という流れで各マウントを渡り歩いており、デジイチ歴は15年ほどになります。
はじめに、評価のポイントとしては以下の5つに絞りたいと思います。
- 操作性
- 表現力
- 携帯性
- 機能性
- まとめ
それでは「XF35mmF1.4 R」のレビューをご覧ください。
作例も掲載しておきます。
操作性
・絞りとピントリングのシンプル設計。
・操作性に迷うことはありません。
表現力
・FUJIFILMらしい、フワっとした絵作りにぴったりな画質。
・特に屋内撮影における安定感は特筆すべき点かと思います。
携帯性
・重量187gという軽量コンパクトな設計。
・付属の角型フードを付けるとX-Proシリーズとの相性も良いです。
機能性
・何はともあれ、AFが遅い。
・さらに致命的なのは、AFの正確性も低いこと。
まとめ
繰り返しますが、AFの挙動が遅いので、軽快なスナップには不向きです。
むしろ風景や屋内撮影で威力を発揮するレンズではないかと考えます。
この辺は2012年の発売ですから、設計の古さは否めません。
個人的な話をすると、PENTAX時代にFA35mmF2 ALを愛用しておりましたが、感覚的にはあのレンズに近い設計思想を感じます。
所謂ノスタルジックやロマンを追求した絵作り。
巷では神レンズとか言われてますけど、この辺に魅力を感じるかどうかで、評価が割れるでしょうね。
それから、標準レンズとはいえフルサイズ換算で52.5mmという画角です。
僕はフルサイズの時に50mmのレンズも使っておりましたが、やや扱いづらい印象がありました。
これは個々の撮影スタイルによって違いますので、出来れば購入前にファインダーを覗いて画角を確認しておくのをお勧めします。
正直なところ、標準レンズとしては僕には「狭い」です。
総合評価:75点