【Hard Rock】スウェーデン出身、いぶし銀なAORを奏でる新人バンドWinding Roadが満を持してデビュー!【AOR】
Winding Road「Winding Road」★★★★★
HR/HM系の場合に限っては、スウェーデン出身、というだけで安心材料になってしまう今日この頃、Winding Roadというバンドがデビューアルバムを発表しました。
単刀直入に言って、メロディアスなAOR系が好きな方にはジャケ買いしてもらっても損しないと思います。
それだけ質と量ともに、デビューアルバムとしては大満足な仕上がりです。
PVを見る限り、すでにベテランの雰囲気ですね。
そもそも、こうしたAOR系の良さって、40代以上にグっとくるわけですよ。
つまりその、ツールを辿れば1980年代ポップカルチャーですよね、やっぱり。
その時代にJourneyとかSurvivorとか、TotoあたりからAORの洗礼を受けてきた方々にとって、こうしたポジティブでキャッチーな音楽性って特別なものだったりします。
実際のところ、自分も大好きだったジャンルなので、今後も変わらず聴き続けていく音楽だろうなと思っています。
さて、冒頭で述べた通り、本作はデビューアルバムながら、アップテンポ&スローテンポな楽曲を多数揃え、とても充実感のある内容に仕上がっています。
この手のバンドに不可欠な、Vocalの歌唱力も申し分なく、楽曲のアレンジもどこかノスタルジックな手触りで雰囲気も良いです。
ちなみに、僕のお気に入りは「Summertime」や「Stranger in the Night」「On My Own Again」あたり。
驚くべきことに、本作は後半に進むにつれて楽曲の質感も向上していきますから、最後まで飽きずに聴けると思います。
例えば、Work of Artなどの北欧系AORにも近い音楽性です。
つまり、USA由来の爽快感よりもウェットな哀愁性が1つのポイントになります。
この辺がお好きな方、ぜひチェックをお願いいたします。