【Indie Rock】2021年のインディーポップ&ロックの本命、The Band Caminoがデビューアルバムを発表!
The Band Camino「The Band Camino」★★★★☆
ついに、ついに、The Band Caminoがデビューアルバムをリリースしてくれました。
何年待ったんだろう?普通に5年ぐらい?
これまでシングルやEPのリリースばかりで誤魔化されてきましたが、今回は14曲入りのフルアルバムです。
僕は基本的にアルバムレビューしかやりませんので、正直待ちくたびれました。
ということで、最新のPVからチェックしていきましょう。
もはやベテランみたいな雰囲気出してますね。
ご覧の通り、良くも悪くも、デビューバンドにありがちな青臭さは皆無かと思われます。
音楽的にはHope Beat、つまりはポップスに限りなく近いロックといったところ。
The 1975はもちろん、The WldlfeやNightly、Fly By Midnight、Lanyなど、当ブログでもプッシュしているインディー系のバンドサウンドが好きな人なら、間違いなくストライクゾーンに入るでしょう。
ただ、少し気になったのはミドルテンポの楽曲が多すぎるような?
デビューアルバムですから、もっと粗削りで疾走してくれちゃってもいいんじゃないでしょうか。
この辺は人それぞれかと思いますが、個人的には気になりました。
とはいえ、演奏はしっかりキマっているし、時折聞こえてくるギターソロもガチです。
むしろこの方向性で勝負するんだという彼らの強い意志さえ感じました。
確かに、世界的なポップス市場はかつてないほどの「チル」傾向ですから、恐らくチャートアクション的にもある程度成功するのではないかと思います。
コーラスもキャッチーですし、不快な音色も一切使っていませんからね。
それでも、、、
それでも、2年前の名曲「Something To Hold On To」を聴いた時の興奮からすると、ややパンチ不足な印象は否めません。
これはもう、デビュー前から追いかけてきたリスナーとしての完全な独り言ですけど。
あ、このブログ自体が独り言なのでそこは華麗にスルーして、ぜひ興味のある方は本作をチェックしてみてくださいね。