【Electronica】LA出身の音楽プロデューサー、Tony Andersonの新作「Nuit」が史上最高にエモーショナルなアルバムに仕上がっているのでTranceファンは要チェック!
Tony Anderson「Nuit」★★★★★
New Ageな音楽性で映画やCMなど幅広い分野で活躍しているTony Andersonが、新作「nuit」を今春に発表しました。
今回のテーマは「夜」ということで、いまだかつてないほどのエモーショナル全開な作品に仕上がっております。
早速ですが、その世界観をぜひ味わって頂きたいと思います。
(ご視聴の際は、お部屋の電気を消してもらえるとありがたいです。)
彼の作風として、これまでは牧歌的な雰囲気を漂わせる楽曲が多かった印象もありますが、今回はエレクトリックなストリングスを多用することで、全体的にアトモスフィリックでトランシーな世界観が見事に構築されています。
従いまして、普段からエモーショナルなTrance Musicを愛好している方にとっては、極めて美味しいご馳走になっているのではないかと思い、今回記事にしてみた次第です。
このように静寂の中に溶け込むピアノやストリングスは、僕が敬愛するBrian Enoのアンビエント思考ともリンクします。
特に「Nightingale」や「Cambodia」におけるアナログからデジタルへの変遷を表現したかのようなアレンジメントは、Tony Andersonの新境地とも呼べるでしょう。
ぜひ、ヘッドフォンなど良いサウンド環境で味わって頂きたい音楽です。
秋の気配が漂ってくるこれからの季節にもオススメかと思います。