【German Metal】ゲルマン魂が炸裂するジャーマンメタルの新鋭、Sonic Havenがデビュー作「Vagabond」で魅せたメロパワの真髄!
Sonic Haven「Vagabond」★★★★☆
2021年、Herbie Langhansがやってくれました。
これぞジャーマンメタルといった趣きのニュープロジェクトの立ち上げです。
彼はFirewindやTobias Sammet’s Avantasiaなど様々なバンドを渡り歩いている職人気質のボーカルとしても有名ですよね。
本作ではジャーマンメタルという、メタルの中でも特にメロディックパワーメタルと呼ばれているジャンルをコンセプトにしています。
早速、PVをチェックしていきましょう。
いやはや、間違いないですねこれは。
それもそのはず、本作のプロデューサーにはSascha Paethを迎えています。
バンドがいかに本気で取り組んでいるのか、一目瞭然ですね。
(言わずもがな、Sascha Paethは元Heaven's Gateのギタリスト。)
とはいえ、デビュー作らしいたどたどしさと言いますか、楽器隊とHerbie Langhansとのクリアランスが目立つというか、齟齬があるというか、バンドとしての塊感は今ひとつ。
それでも新たなバンドとして、最初の船出としては大成功でしょう。
実際に、僕はこのアルバムを連続で3回もリピートしてしまいましたから。
それこそ往年のジャーマンメタルファンにはぜひ聴いてもらいたいです。
総じて、ツインリードのギターが心地良い傑作で間違いありません。