【NWOBHM】インド出身のオールドスクールメタル、Kryptosが新作「Afterburner」で魅せたノスタルジックフューチャー【HR/HM】
Kryptos「Afterburner」★★★★★
Kryptosは1998年にインドで結成されたHR/HM系バンドです。
当初からNWOBHMやThrash Metalを標榜したサウンドで、時代が令和になった今でも、基本的な音楽性は変わっていないと思います。
一聴してオールドスクールであることは間違いないのですが、むしろそれが新鮮味を醸し出しているというのもこのバンドの特徴でして、一言で現わすなら「ノスタルジックフューチャー」といったところでしょうか。
特に本作のサウンドプロダクションは彼ら史上、最高レベルです。
このバンドの持ち味でもある鋭いギターリフも粒立ち感がしっかりと表現されています。
僕のお気に入りは「Cold Blood」や「On The Run」「Mach Speed Running」あたり。
楽曲のアレンジが良くて、飽きずに長く聴けちゃいますね。
僕がこのブログにおいて、2019年のベストアルバムに選出したIdle Hands（現在の名前はUnto Others）に近い世界観でもあります。
シンプルなバンド編成だからこそ、ソリッドでエモーショナルなメロディが際立ちます。
それこそ初期Iron Maidenからスラッシュ四天王などの全盛期メタルシーンを通過してきた方には、特にオススメです。
懐かしいだけでは終わらせない、もしかしたらあり得たかもしれない未来のメタル、、、というのは決して言い過ぎではないと思います。
