【Hard Rock】スウェディッシュ・ハードロック正統派、Self Deceptionが最新作「Shapes」を発表!
Self Deception「Shapes」★★★★★
スウェーデンなど北欧周辺のハードロックにはメロディアスという特長がまずあって、その地平の先にUSAを見据えているバンドが多いです。
こちらでも取り上げているSmash Into PiecesやLovex、Work of Art、Plan Three、Treat、Poet of the Fallなどがそれに該当します。
本日紹介するSelf Deceptionも見事なまでにメロディアスなハードロックを体現しておりまして、この思想に共感する人にとっては見逃すことの出来ないバンドの1つかと思います。
最新作「Shapes」から、いくつかチェックしていきましょう。
Self Deceptionはデビュー当時からモダンなハードロックを追求しており、ここ数年で一気にメロディアス志向に傾倒した感があります。
その証拠として、2018年に発表したアルバム「Self Deception」が北欧HRシーンに与えた衝撃を記憶している方も多いかもしれません。
(ちょっとそこ、メンバーのルックスに引かないでください。)
音楽的には洋楽志向のOne Ok Rockとの共通点も見出せそうな感じですね。
ちなみに、One Ok Rockは北欧HRを標榜するべきだと昔から思っているのですが、それはまた別の機会で語るとします。
モダン系HRで言えば、Killswitch EngageやDisturbedからの影響も色濃く、しかし単純な模倣となっていないところに、Self Deceptionとしての地力を感じますね。
USAで言えば、RedやDaughtryはもちろん、Evanescence好きにもお勧めしたいところ。
結論として、本作「Shapes」はもちろん良作であります。
楽曲アレンジの傾向も前作の延長線上にあるのでサプライズ感は希薄ですが、サウンドプロダクションは過去最高の仕上がりですし、過去作と聴き比べをしてみるのも面白いと思います。
僕自身、モダン系HRは大好物なので本作も美味しく味わいました。
この手のバンドにいつも思うのですが、これで構成力のあるギターソロが全曲に配置されていたら100点満点なんですけどね。。。
(あ、ギターリフやバッキングは素晴らしいですよ。念のため。)