【Thrash Metal】ジャーマンらしい哀愁性を備えたスラッシャー、Pyracandaについて【隠れた名バンド#018】
Pyracanda
歴史の波間に埋もれたマイナー系バンドを発掘する企画、18回目。
今回はドイツ出身のスラッシュメタルバンド、Pyracandaをピックアップ。
活動期間は1987年から1992年あたり。
2枚のアルバムを残しています。
1stアルバムより、この2ndアルバム「Thorns」をお勧めします。
その理由として、楽曲の性質が正統派HMに傾いていること、そして演奏技術も向上していると感じたからです。
もちろん、演奏が下手だからダメっていう価値観は持っていませんが、ヘヴィメタルに関してはある程度の水準は要求してしまいますね。
ギターリフのキレも良いですが、ジョーイ・ベラドナっぽいVocalが好印象。
決して上手いわけではなく、味のある声質だと思います。
本作でのIron Maiden的なアプローチとも相性抜群です。