NEODEAD MANIA

DJねおでっどプレゼンツ、エンタメあれやこれ。

【Dream Pop】オーストラリアのメルボルン発、Japanese Wallpaperがついに日本デビュー!1stアルバム「Glow」発売!

Glow [ARTPL-121](解説・歌詞・対訳付き)

Japanese Wallpaper「Glow」★★★★★

数年前から界隈では話題になっていたJapanese Wallpaper、ついにデビューアルバムが発表となりました。

しかも日本盤まで発売という快挙です。

そもそも、ドリームポップってジャンルは世界的にも絶滅危惧種なんですよ。

だからこうして若いアーティストが過去のジャンルを参照しつつ、今の時代性を如実に反映させていくって流れ、個人的には非常に興味深く観察しています。

それでは早速、MVからご覧ください。

バンド形態ですが、その実体はGab Strumのソロプロジェクトです。

ご覧の通り、昨今のインディー系の要でもあるLo-Fi感と、現代的なチルポップ感が綺麗に同居していますよね。

性質上、ドリームポップはシューゲイザーと近接することが多いのですが、Japanese Wallpaperに関してはその辺のメランコリック的退廃性は薄めです。

どちらかというと、Two Door Cinema ClubやCirca WavesPassion Pit、Lanyなどのエレクトロ系ポップの骨格に近い。

更にその音楽性としては、UKでもUSでもない、独特な雰囲気がとても魅力的であります。

特に本作のハイライトとも言うべき「Tongue Tied」と「Wearing You Out」の完成度は非常に高く、アレンジも素晴らしいです。

(特に「Wearing You Out」は完全にPelro的インディーフォーク系の世界観です。Pelroについてはまた別の機会でご紹介しますね。)

このメルボルンについては、オーストラリアでも突出して音楽に明るい土地です。

そのジャンルも幅広く、HR/HM系からTechnoやHouse、そしてIndie Rock/Pop/Punk等々。

当ブログでも、過去にオーストラリア出身アーティストを数組取り上げておりますので、これを機会に読んでみてください。

ということで、Japanese Wallpaperの紹介でした。

恐らく来年あたり、日本での来日公演もありそうな気がします。

単独は難しいかもしれませんが、フェスであればこんなに野外で聴きたい音もなかなかないです。

身体を揺らしながら、ビールでも飲みたいところです。ハイ。

Glow [ARTPL-121](解説・歌詞・対訳付き)

Glow [ARTPL-121](解説・歌詞・対訳付き)

  • アーティスト:Japanese Wallpaper
  • 出版社/メーカー: PLANCHA
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: CD
 
Glow

Glow