【Dream Pop】オーストラリアのメルボルン発、Japanese Wallpaperがついに日本デビュー!1stアルバム「Glow」発売!
Japanese Wallpaper「Glow」★★★★★
数年前から界隈では話題になっていたJapanese Wallpaper、ついにデビューアルバムが発表となりました。
しかも日本盤まで発売という快挙です。
そもそも、ドリームポップってジャンルは世界的にも絶滅危惧種なんですよ。
だからこうして若いアーティストが過去のジャンルを参照しつつ、今の時代性を如実に反映させていくって流れ、個人的には非常に興味深く観察しています。
それでは早速、MVからご覧ください。
バンド形態ですが、その実体はGab Strumのソロプロジェクトです。
ご覧の通り、昨今のインディー系の要でもあるLo-Fi感と、現代的なチルポップ感が綺麗に同居していますよね。
性質上、ドリームポップはシューゲイザーと近接することが多いのですが、Japanese Wallpaperに関してはその辺のメランコリック的退廃性は薄めです。
どちらかというと、Two Door Cinema ClubやCirca Waves、Passion Pit、Lanyなどのエレクトロ系ポップの骨格に近い。
更にその音楽性としては、UKでもUSでもない、独特な雰囲気がとても魅力的であります。
特に本作のハイライトとも言うべき「Tongue Tied」と「Wearing You Out」の完成度は非常に高く、アレンジも素晴らしいです。
(特に「Wearing You Out」は完全にPelro的インディーフォーク系の世界観です。Pelroについてはまた別の機会でご紹介しますね。)
このメルボルンについては、オーストラリアでも突出して音楽に明るい土地です。
そのジャンルも幅広く、HR/HM系からTechnoやHouse、そしてIndie Rock/Pop/Punk等々。
当ブログでも、過去にオーストラリア出身アーティストを数組取り上げておりますので、これを機会に読んでみてください。
ということで、Japanese Wallpaperの紹介でした。
恐らく来年あたり、日本での来日公演もありそうな気がします。
単独は難しいかもしれませんが、フェスであればこんなに野外で聴きたい音もなかなかないです。
身体を揺らしながら、ビールでも飲みたいところです。ハイ。