【レポート】新宿クリエイターズ・フェスタ「STEAM PARK 2018」に運営スタッフとして参加してきました!【スチームパーク】
「STEAM PARK 2018」(2018.10.6-10.8)
年に1度のスチームパンクカルチャーの祭典「STEAM PARK」(以下、スチームパーク)に運営スタッフとして参加してきました。
2016年の初開催時にこのイベントを体験し、その素晴らしい空間作りに共感を覚えまして、イベント仕掛け人の僕としてもこれは是非勉強したいと思い、今年の正月に主催者のMaryさんに福岡まで会いに行き、そこでお手伝いを直談判した経緯もあり、めでたく運営スタッフとしての参加に至った次第です。
(スケジュールの都合により、僕が参加出来たのは10/7と10/8の2日間でした)
何はともあれ、まずはじめに、ご来場のお客様、出店者の皆様、そして関係者各位に御礼を申し上げます。
開催中は怪我や事故などのトラブルもなく、無事に終えることが出来たのは本当に良かったと思います。
また、3日間全てが天候に恵まれたことも幸運でした。
さて、まずはスチームパンクというカルチャーについて簡単に説明しておきたいところですが、これは読んで字の如く「蒸気」という言葉がポイントになっています。
世界史でいうところのイギリスで勃発した「産業革命」に端を発するわけですが、要するに18世紀~20世紀の技術やファッションをベースとしているサブカルチャーです。
時系列としては、1980年代に映画や小説の世界でサイバーパンクという言葉が生まれ、そこから派生する形でスチームパンクが生まれました。
(つまり、サイバーパンクとスチームパンクの親は同じとも言えますね)
サイバーパンクに比べるとスチームパンクは拡大解釈が容易であり、先述した産業革命はもちろん、アメリカの西部開拓時代や日本の大正ロマン期など、様々な時代の要素を取り入れることで、その裾野は広がり続けています。
取り入れる要素が多いほど、普通は焦点がブレてしまうものですが、スチームパンクの場合、共通しているのは"蒸気機関がエネルギーの主役として、もしかしたらあり得たかもしれない未来"というコンセプトに基づいておりますので、カルチャーとしても破綻することなく、今に至ります。
(ちなみにサイバーパンクも未来を表現する文化であり、こちらは"デジタルな未来化がもたらした、退廃的な都市世界"がコンセプトになっています)
ということで「スチームパーク」は今年で3回目の開催となりました。
元々は「新宿クリエイターズ・フェスタ」というアートイベントが2011年から開催されておりまして、その中の企画の1つとしてスチームパークは生まれました。
当初から歌舞伎町のシネシティ広場が会場となっており、尚且つ、物販に力を入れているイベントなので、毎年の動員数は2万人を超えています。
(2016年の1回目に顔を出した時は、その盛況っぷりに驚きました)
それでは写真を交えながら、今年のイベントの様子を振り返りたいと思います。
当日の現場の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
(以下の画像につきましては、僕が撮影したものと、フォトグラファーのAstroくん及びAKくんによるものが含まれます。著作権はそれぞれに帰属いたしますので、画像の無断使用はご遠慮ください)
STEAM PARK 2018
今年のゲート製作は例年同様、てらをさんと西脇店長によるもの。
相変わらず、質感が素晴らしいですね。
入り口はイベントの顔でもありますので、来年にも期待したいと思います。
(ちなみに、西脇店長は僕のサイバーパンクスーツを製作した方です)
そういえば、僕が主催しているサイバーパンク系クラブイベント「Galatea」(ガラテア)ですが、今年はお休みします。
楽しみに待っていた方には申し訳ありませんが、来年以降にご期待ください。
以下、各ブースの写真が中心となります。
出店数が多かったのと、僕が途中からの参加だったので全てを網羅出来ておりません。
誠に恐縮ですが、その旨、ご了承頂ければと思います。
MADサバ、僕みたいなアラフォー世代だと「北斗の拳」をイメージされる方もいるでしょうね。
スチームパンクに限らず、サイバーパンクも含めて、このカルチャーには「汚し」の美学というのものがありまして、世紀末好きの僕としても興味深くチェックさせて頂きました。
Fallout 76 Tricentennial Edition (トライセンテニアルエディション) 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログを見る
ちょうどMADサバの隣がMK Labさんのブースだったので、どちらの世界観も破綻することなく、現場は非常に盛り上がっておりました。
個人的に、禁煙して15年ぐらい経ちますが、、、VAPEデビューしたくなります。ハイ。
このお風呂窯ですが、価格は150万円ぐらいとのことです。
こんなお風呂が欲しいという方にはとても安いと思うのですが、いかがでしょうか。
興味のある方は公式webをご覧ください。
KaIくんのライブパフォーマンスは大人から子供まで楽しめてピースフルな空間でした。
特にiaitokyoさんのロボット頭とのコラボは印象に残りましたね。
メカニックジュエリーというジャンルになりますが、男子の心を鷲掴みです。
1つ1つのディティールがとても丁寧に仕上がっていました。
鉱山都市GEAD Cityという架空の都市をコンセプトにしたアクセサリーです。
ぜひその背景となる物語などを公式webにてご確認ください。
スチームパンクアクセサリーブランド「鉱山都市GEADcity」
このタコにインスパイアされたマグカップ、とっても人気でした。
機能性含めて、こうしたオリジナリティあふれる作品と出会えるのもこのイベントの魅力かと思います。
個人的に、イベントを仕掛ける上で最も大事なことは「クオリティを高める」ことだと僕は思っています。
MaryさんのStrange Artifactはそれを証明するかのような作品ばかりですよね。
勤務中、僕が身に着けていたゴーグルもStrage Artifact製です。
整然と陳列されたスチームパンクなアクセサリーの数々。
DAMYSさんの展示はいつ見てもわくわくしてしまいます。
大怪店さんは日本で唯一の妖怪専門店。
これがスチームパークにも見事にハマってました。
古き良き、という意味では妖怪もスチームパンクも同じですからね。
とにかくこの造形は凄かったです。しかも着用可能。マジですか。
サイバーパンクなDJをするときはガスマスクを着用しているワタクシですが、こういった仮面系の作品は見てるだけでも楽しいです。
細かいところまでクオリティを大事にしているのが分かりますね。
まるさんは優しいオーラの持ち主だったのでブースの雰囲気も凄く良かったです。
このバッスルというのはヒップラインを美しく見せるための腰当なんですが、とっても軽いんですよ。
造形作家さんにはお馴染みの素材、FRPを使っているそうです。
今回のスチームパークでは唯一、サイバーパンクっぽい雰囲気が特徴的なSTEAL DROPSさん。
個人的に、デザイナーの方と会うのは2年ぶりでした。
Miwaさん、今度はギターの展示もお願いします!
いえ、作品は決してワルそうではなくて、繊細なハンドメインドアクセサリーの数々。
真空管っていうだけでもレガシーなテクノロジーって感じで笑みがこぼれます。
見てるだけでも楽しい展示でした。
その昔、僕が渋谷のクラブでDJをやっていた頃からのお付き合いです。
ちなみに、僕が主宰するGalatea ProductionのKeinが今回のロボット頭の製作を担当しています。
Chockingdomさんは、あの仮面ライダーでもお馴染み、村上幸平さんとlicoyasさんによるザリガニをモチーフとしたアクセサリーです。
画像にもありますように、人気ブースとなっており、完売続出だった模様です。
そのほか、良い写真が見当たらなくて紹介だけになってしまいますが、末吉晴男時計工房さん、Kinetickaさん、Kemuri Worksさん、Bonny-Shinobuさん、Gaiさん、noesisさん、Louloudiaさん、レゴクリエイターのさいとうさん、そして東邦鋼業さんなど、40近い出店者様の参加でにぎやかに開催されました。
また、同日程で新宿のオカダヤでは作品展示及びワークショップも開催。
そちらも大盛況でした。
ということで、最後は全員集合してからの記念撮影。
3日間、本当にお疲れ様でした!
とりあえず、現場の様子や雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
僕の仕事内容としてはMaryさんのアシスタント的な立場でしたので、雑用をいろいろとやらせて頂きました。
準備や撤収はもちろんですが、来場者及び出店者のケア、ホームレスなどトラブルへの対応、動員人数のカウント、パンフレット配布、大道芸人パフォーマンス時のセキュリティ及び案内役、そして警備員さんとの連携、場内の清掃作業、荷物の運搬など、休憩なし&プロテインバーで頑張りました。
結果的に、貴重な体験をさせて頂きまして、主催者のMaryさん及び鴨志田作戦本部長には重ねて御礼を申し上げる次第です。
来年もまた参加出来るかどうかは分かりませんが、お客様及び出店者様にはどこかでまたお会い出来ればと思います。
ひとまず、簡単ではありますがイベントレポートということで校了いたします。
最後に僕が何者かというプロフィールも掲載しておきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
NEODEAD(DJ NeO)
10代よりバンド、20代からはDJを主軸に音楽活動を探求。
大学時代はイベントプロデュースを学び、2000年には「キャンパスサミット」の全国展開事業に参画し、東京実行委員長を務める。
その後、クラブイベントのDJ/プロデューサーとして、渋谷Furaにて「K-style」や「Tokyo Rave」などを手掛け、これまでに10枚のMix CDをリリース。(代表作は「TOKYO RAVE 01」)
近年はサイバーパンクをコンセプトにしたクラブイベント「Galatea」を立ち上げ、日本のTrance Musicシーンの再構築を行っている。
また、地元では音楽とマルシェを融合させたビーチフェス「Melodic Memories」を主催し、県外からの移住者支援を念頭に、企業や行政と連携しながら精力的に活動中。
どんなに忙しくても、週5でジムに通う筋肉クラッシャー。
Galatea Production代表。
Galatea Production - ホーム | Facebook
- アーティスト: オムニバス,KOTO,SPRIGGAN,DJ CHOCI&MARK SINCLAR,PEDRO DEL MAR,MGS,LIMP BIZTEK,QUARTS,GEEZER,D.A.V.E THE DRUMMER,CHOCI AND GUY
- 出版社/メーカー: FARM RECORDS
- 発売日: 2002/11/20
- メディア: CD
- 購入: 1人
- この商品を含むブログを見る