【日記】自殺はクソ
音楽ブログを掲げている以上、この話題はスルー出来ません。
今年5月にはクリス・コーネルの訃報もありましたが、日本では今回の方が話題になっているようです。
とはいえ。
まず最初にハッキリ言わせてもらいますが、
自殺はクソ
です。
あえてその理由を2つ書きます。
- 残された人間にやりきれない深い悲しみを与えるからクソ
- 精神疾患による症状の悪化が自殺を止められないからクソ
1つ目は分かりやすいと思います。
事実、リンキンパークのファンはまさにこの深い悲しみの状態です。
2つ目ですが、WHOによると、自殺の原因について、その9割が何らかの精神疾患を患っていたことが明らかになっています。
これが意味するところ、つまり、精神疾患という病を少しでも緩和させることが出来れば、自殺は予防出来るって話です。
もちろん、物事はそんな単純な話ではありません。
今回のチェスターがこれに該当する案件なのか、今はまだ分かりません。
しかし、自殺というのは人生の一方的な契約解除です。
その考えに至った自殺者の心情を考えると、果たしてどれだけ孤立無援で苦しんでいたことか。
自傷行為の終着駅に辿り着く前に、何か予防することが出来なかったのだろうか。
チェスターの訃報を聞き、まるで当事者のように、思いを巡らせてしまいます。
そもそも、自殺は多くの宗教において禁忌とされている行動です。
有名人の自殺がアメリカでもセンセーショナルに報じられるのもそこに起因します。
(20数年前、ニルヴァーナのカートの時も大変な騒ぎでした。)
チェスターもそうした禁忌を破るほど病んでいた、と考えてしまうのも仕方ないです。
つまりこれ、繰り返しますが、自殺する側される側、両方にとってクソなんですよね。
良いことが全くない。
社会的にもデメリットだらけです。
だからこの際、僕らは自殺予防についてもちゃんと考えていかなきゃならんと思います。
先ほど、自殺は人生の一方的な契約解除と書きましたが、では、この契約は誰と結んでいると思いますか?
例えばアメリカ人に聞けば、ほとんどの人は「神との契約」と答えるはずです。
では僕たち日本人は何と答えるでしょうか?
恐らくですよ、「社会」とか「親」とか、そういう現実味のある答えが多数ではないかと僕は推測します。
だからこそ、日本では自殺が減らないのではないでしょうか。
僕も非科学的なことはあまり信用しない性格ですが、それが社会倫理に必要なことであれば、多少オカルトでもそこに意思を寄せることは可能です。
そうじゃなければ初詣にも行ったりはしませんし、厄払いもわざわざお願いしたりはしません。
ある程度、見えない力とか別次元の存在を心の何処かで信用している節が誰しもあるのではないかと思います。
(ただ、霊感商法というのはそこにつけ込んでくるわけですが。)
この際ですから、「人生は神との契約である」と虚勢でも胸を張って答えたいものです。
そして自殺が禁忌であるという倫理的な背景も改めて確認しておく必要があると思います。
それからメンタルヘルスの重要性。
精神疾患の悪化が自殺を招くという統計が実際に出ているわけですから、こうしたケアを充実させていくのが肝要です。
例えば鬱症状の出ている人にどんな声かけをしたらいいのか、これは学校では教えてくれませんので、社会人の知識として今からでも学んでおく必要があると思います。
ちなみに、僕は中学3年の冬に同級生を自殺で亡くしています。
自殺に至る直前、それはちょうど冬休みに入る前でしたが、彼女はどこか悩みを抱えている風情だったこと、今でも覚えています。
僕から声もかけました。
けれども、そこまで真摯な声かけではなかったと思います。
あの時、もっと真面目に話を聞いてあげていれば。。。
今でも、後悔しています。
まずは聞くことからだと思います。
友達なら尚更、孤立させないことですね。
どうにも相手が病んでいると敬遠しがちになってしまうのですが、そこを踏ん張る。
僕ならジムに誘うし、がっつり筋トレのサポートをする。
やり方は人それぞれだと思います。
何と言っても、人間社会は相互扶助のシステムですから、困った時はお互い様という基本に立ち返りたいものです。
何度も言いますが、自殺はクソだからこそ、少しでも減らすことが大切だと思い、今宵はこんな記事になりました。
すみません。
最後になりましたが、リンキンパークのメンバー、そしてチェスターのご遺族に心からお悔やみ申し上げます。