NEODEAD MANIA

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Mad Max Part-1

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全世界待望の、と言っても大袈裟ではないだろう。

今年見事に復活を遂げた「Mad Max」のゲーム版(日本版)が、海外から遅れること1ヶ月、10月1日にめでたく発売された。

なにしろ映画の方は公開初日に劇場へ駆け付けるほどのファンでもある。

しかしながら、映画やアニメが原作となる「版権」ゲームについて、過度な期待は禁物だ。

中にはRocksteady社による「Batman」シリーズや、High Moon Studios社による「Transformers」シリーズなど、傑作どころか名作の呼び声も高い作品と出会う事もあるが、版権ゲームのほとんどは予定調和で平凡な質の作品に落ち着くことが多い。

今作においては「Just Cause」シリーズでお馴染みのAvalanche Studios社がデベロッパーを担当しており、私としては期待半分、不安半分といった微妙な気持ちで発売日を迎えた。

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これは「Just Cause」というオープンワールド型のゲームが肌に合わないという意味ではなく、このデベロッパーのストーリーテリングにやや不満を持っていたからだ。

例えば「GTAV」がこれほどの人気を博しているのはそのゲーム性のみならず、アメリカンドラマやクライムアクションムービーに匹敵するほどの緻密なシナリオと演出に支えられていたことが要因だろう。

オープンワールドではついつい見過ごされがちな脇役の登場人物たちでさえ、その巧みな演出によって生き生きと躍動し、これが現実世界との境界線をボヤけさせ、つまりリアリティに肉迫した結果となっているのだ。

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前置きはこれぐらいにして、本作のオープニングはこちらの期待値を上回る出来となっていた。

映画ファンならお馴染みの展開、、、つまり主人公マックスがレイダー達に襲われ、車も服も全て身ぐるみ剥がされるところからスタートである。

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圧倒的な存在感を放つ改造車。

今年公開された「怒りのデスロード」を意識して製作されたことが一発で分かる絵作りだ。

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しかしマックス役はメルギブソンでもトムハーディでもなく、ゲーム版オリジナルといった風貌。

さすがに俳優をモデルにする予算までは立てられなかった模様。

これはこれで仕方ない。

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走行中の車上で、ボスらしき男とタイマンを張るマックス。

ここは操作出来るのかと思いきや、ムービーは続く。

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そして唐突に訪れる、CERO Zを決定付けるかのようなシーン。

ここだけ黒塗りやボカシが入るわけでもなく、まずはホっと一安心。

ちなみに日本版についてはオリジナルそのままの表現ではなく、若干の規制が加えられているらしい。

私も直前まで海外版か日本版かで迷っていたのだが、今回はひとまず日本版を選択。

この後、ゲームのカタルシスを損なうような、あまりにも空気の読めない表現規制が数多出てくるようなら、即座に海外版を買い直す予定だ。

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ここでオープニングムービーは終了し、タイトルクレジットの画面に。

いよいよチュートリアル開始である。

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事前情報通り、グリグリとカメラを動かせる3人称視点のゲームである。

第一印象としては、少し挙動が鈍いかなと。

成長要素などがあれば徐々に動かしやすくなっていくこともあるので、この時点では何とも言えない。

ただ、体感的には「Just Cause」よりもっさりしているかもしれない。

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このチュートリアルでは、犬を通じて今後の相棒となるようなキャラと早くも遭遇する。

こいつの喋り方はまるで「LotR」のゴラムのようだ。

声優も絶対意識してるはず?

ちなみに今回の日本版は吹替ではなく、日本語字幕によるものだが、画像をご覧の通り、フォントサイズが小さく視認性は良くない。

「The Witcher 3」でも発売当初はテキストが小さく、その後のアップデートで改善されたが、本作も出来れば「カイゼン」されることを希望する。

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いよいよ戦闘シーンとなるが、説明文を読む限り、これは「Batman」型のシステムに近い。

近いというより、パクリ、、、いやインスパイアのレベルか。

こうした2ボタンでのシンプル操作はアクションゲームが苦手な人にとって魅惑的に映る反面、戦闘自体にバリエーションが不足し、作業感を産みやすいのも難点だろう。

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ショットガンも拾うことが出来、使ってみたものの、弾が2発しかない。

恐らく、この先も弾不足には悩まされる予感がする。

元々、資源が枯渇した世紀末が舞台なのだから。

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戦闘を終えると車での移動となり、簡単な操作の説明がある。

アクセル、ブレーキ、ハンドル、これに加えて敵車と戦う場合は体当たりや先ほどのショットガンを使った攻撃が可能となる。

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巷では、この砂漠でのカーチェイスが本作の目玉と言っても過言ではないらしい。

確かに、先ほどの素手による格闘戦と比べるまでもなく、敵車を吹っ飛ばした際のカタルシスは上々だ。

映画のスクリーンからそのまま出てきたかのような改造車の出で立ちも素晴らしい。

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そしてこの改造という行為が今後の攻略の道しるべにもなりそうだ。

ご覧のように、今は骨組みだけの車体だが、ここにボディを追加し、自分の思いのままにカスタムしていくことになるんだろう。

V8好きにはたまらないものがあるかもしれない。

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さて、メニュー画面はいくつかに区分けされており、達成度及び収集要素も実装されている。

この辺りは「Just Cause」での経験が存分に生かされているように思うが、まだまだ序盤なので全貌は見えない。

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案の定、プレイヤーのスキルについてもRPG的な成長要素が組み込まれており、進行に応じてストレスフリーな挙動になっていくのかもしれない。

すでに述べた通り、現時点でのキャラの動きは鈍重で、印象はそれほど良くない。

ダッシュやジャンプも頼りないもので、人によっては不安を感じるレベルだ。

この辺りは今後の推移を見守りたいと思う。

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服装など、見た目の装備も恐らく変更可能だと思うのだが、今の段階では確認出来なかった。

サングラスなどあれば気分も盛り上がるのだが。

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最後にマップ。

「FUEL」ほどではないと思うが、ちょっと広大過ぎるような?

まさか同じ景色の連続ということはないと思うのだが、、、油断は禁物である。

 

つづく

 


70 Minutes of Mad Max Gameplay - YouTube

 

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