NEODEAD MANIA

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Batman : Arkham Knight Part-1

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Rocksteady社の開発によるBatmanシリーズ最終章、Arkham Knightを攻略開始。

1作目の「Arkham Asylum」から、私を含めた巷のバットマン好きからも大変評価の高いシリーズであり、その三部作の最後となればこちらもしっかりと見届けるほかあるまい。

ただ、私は前作「Arkham City」の出来には若干の不満を持っており、箱庭化によって失われたゲームのテンポ及びシームレスなストーリーテリングが今回で改善されているかどうか、やや不安を抱きながらのゲームスタートとなった。

(三部作の合間に「Arkham Origins」というタイトルが存在するが、ややこしくなるので今回は割愛する)

 

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さて、トップメニューの日本語フォントが早速無粋だが、ともあれPS4版はきちんと日本語化されている。

今回はシリーズ初の日本語音声による吹替ローカライズも実装されており、パブリッシャーのワーナーとしても相当に力を込めたタイトルということになる。

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ここでいきなり文句を言うのも失礼な話だが、正直なところ、バットマンの日本語音声と私のイメージは気持ち良く合致してくれなかった。

バットマンはもう少し低いトーンの方が似合うと思うので、もしかすると今回の吹替には私のように違和感を感じる人が多いかもしれない。

そういう批判も考慮したのか、先月のアップデートで英語音声+日本語字幕をオプション設定で選択出来るようになっている。

これは素直に朗報だろう。

加えて、今回は規制についてもほぼオリジナル同様の表現というニュースが私の耳にも届いているので、日本語ローカライズ自体は安心していいと思う。

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今回のバットマンは冒頭から凄惨なシーンで幕を開ける。

悪役スケアクロウがレストランで化学兵器をばらまき、これによってゴッサムシティからは一般市民が一斉退去、結果的に悪人どもが跋扈する魔窟となってしまうのだ。

これは逆に考えると、一般市民はすでに避難しているため、バットマンも好き放題暴れ回ることが可能、という意味だ。

それを象徴するかのように、序盤からあの乗り物が登場する。

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バットモービル

まさかこれを運転出来る日が来るとは、、、人間、長生きしてみるものである。

肝心の運転にはほんの少しだけコツが必要だが、過去に車ゲーを何度かやったことがある人なら操作自体にそれほどの違和感は感じないと思う。

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このようにスピード感あふれる描写も素晴らしく、感覚的には「Tranceformers」系のゲーム的疾走感のある操作感覚だが、お分かり頂けるだろうか。

ご覧のように、一般市民はこの街から避難しているため、バットマンも心置きなく公道をぶっ飛ばせるわけだ。

暴走なめんじゃねぇぞ?押忍!

それこそ壁にぶち当たろうが、高い所から落ちようが、この車は簡単には壊れない。

本作ではゲームの進行上、このバットモービルを軸とした移動が重要視されているので、例えば故障したらそこから徒歩移動、なんて間抜けな話になることもないだろう。

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ゴッサムシティでの移動はこのバットモービルとグライドの2つがメインとなる。

前作ではグライド中心、前々作では徒歩中心だったことを考えると、やはり本作におけるバットモービルの存在感が際立つ。

ただ、攻略の自由度が広がったことに起因する不満点も多少は出てくるはずなので、それは今後のプレイ日記で明らかにしていきたいと思う。

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シリーズをプレイ済みの方ならお馴染みのガジェットも標準装備。

すでにバットマンの強さはピークを迎えているため、RPG的な成長要素をどれだけプレイヤーに実感させるかが本作の鍵となるだろう。

初代「Arkham Asylum」が素晴らしかったのは、バットマンの成長過程を私達が肌で感じることが出来たからだ。

プレイヤーのスキルアップと正比例したゲームバランスは今から考えても屈指のクオリティだったように思う。

それが2作目「Arkham City」では箱庭に特化することでストーリー展開が淡白なものとなり、RPG的な成長要素とのバランスがあまり良くなかった。

本作ではその辺がどう改善されているのかも楽しみである。

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そのRPG的な要素はメニュー画面のアップグレードシステムに集約されているが、思った以上に質素なスキルツリーである。

これは本作でのバットマンが強さのピークを迎えているという証明でもあるのだが、何となく、「強くてニューゲーム」的なデジャヴ感漂うのは仕方のないところ。

幸か不幸か、シリーズ三部作でもあるが故に、そこまで目新しいシステムは実装されていない模様だ。

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さて、メインとなるストーリーには序盤からポイズンアイビーが登場。

いつも通り、最高に「自然」なファッションだ。

今回もバットマンとは微妙な距離感だと思うが、私も好きなキャラの1人なので早速の登場は嬉しい。

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バットマンの良き友人でもあるゴードン警部補も登場。

相変わらず渋い出で立ちにホっとする。

そしてジョーカーに半身不随にされた彼の娘も本作ではバットマンをサポートする。

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偉大なる原作のおかげで、バットマンについてはある程度の予備知識を要するため、メニュー画面には簡単な人物図鑑が備わっている。

相関図などがあればベストなのだが、、、この辺は私も再確認の意味でチェックしておこうと思う。

それにしても身長がフィート単位、体重がポンド単位表記なのは果たして手抜きなのか狙いなのかが不明だが、ここまで丁寧な日本語ローカライズならメートル及びキログラム単位の表記に統一しても良かったのでは。。。

 

何れにせよ、第一印象は上々の本作。

特にバットマンの操作性、バットモービルの存在感、そして日本語ローカライズの3点が好印象だった。

メインのシナリオ展開にも期待しつつ、このモチベーションが終盤まで持続するように祈りたい。

 

つづく

 

バットマン:アーカム・ナイト

バットマン:アーカム・ナイト