The Witcher 3 : Wild Hunt Part-18
さて、ダンディリオン探しのクエストが単調に感じてしまったので、サイドクエストでお茶を濁そうと思う。
それはそうと、このノヴィグラドの街では物乞いの王が支配するゲットーが存在するのだが、その入り口入ってすぐ左の建物の中にいる商人について。
この商人からは「ゼリカニアの鞍袋」というアイテムを購入出来るのだが、このアイテムを装着すれば所持重量が最大となる。(+100)
本作では拾えるアイテムや武器、防具がとても多く、すぐに重量制限を超えてしまう。
所持重量を超えると「Skyrim」のようにダッシュすることも出来ず、やむなくその場に物を捨てざるを得ない局面も何度かあったが、この鞍袋のおかげでそれも解消されるだろう。
値段も1000クラウン以下とまあまあ良心的だったので念のため未購入の方はお忘れなく。
ちなみにこの世界の通貨単位はクラウンだが、地域によって流通している貨幣が異なる。
このノヴィグラドの街は貿易都市でもあるので、他の貨幣(オレンなど)をクラウンに換金出来る銀行も存在する。
このような通貨の概念はファンタジー世界の作り込みにおいても必須とはいえ、現実世界とも密接にリンクする部分であり、プレイヤーにとってはボディブローのように効いていく「説得力」に当たる部分だ。
つまり、ノヴィグラドのように貿易で栄える経済都市の通貨はより信頼性が高いということになる。
これを現実世界に置き換えれば、TPPの問題は通貨戦争という側面を持っていることが明らかであり、むしろそれが本質であることに気付かされる。
さて、今回のサイドクエストは街の掲示板から拾った「手がかりを追って」というもの。
本作では初めて同業者と遭遇することになるクエストだ。
同業者というよりも、今回は仲間と呼んだ方が正確かもしれない。
同じ狼流派に所属するランバートである。
ちなみにウィッチャーには様々な流派があり、それぞれ装備する防具や剣も異なる。
ここは彼らが積み重ねてきた歴史の重みを感じさせる部分だが、ゲラルトの今の装備はグリフィン流派。
私も細かいことは気にしないタイプなのでサクサクと進めることにしよう。
どうやらランバートは親友が殺されたらしく、その仇討ちを考えているらしい。
詳しい話は伏せられたままだが、無下に仲間を放っておくことも出来ず、ゲラルトは協力することに。
まずは酒場で酔い潰れ気味の女から情報を聞き出し、そこから二手に分かれて人探しをすることになった。
ランバートが最高の友と称えていた人物とはどんなウィッチャーだったのか。
恐らくこのクエストを進めていけば自ずと明らかになっていくだろう。
つくづく、本作のストーリーテリングの上手さには舌を巻いてしまうが、これは映画やドラマの演出に勝るとも劣らない、エンタメの方程式を開発者がきちんと熟知している証拠。
CD Projekt Red、恐るべしである。
つづく