【Synthwave】カナダ発、The Motion Epicによる1980年代への愛の賛歌がちりばめられた傑作3rdアルバム「Boardwalk Arcadia」レビュー!
The Motion Epic「Boardwalk Arcadia」★★★★★
1980年代が文化的に豊穣で尚且つ野心さにあふれ、今でも輝きを失っていないという事実は、シンセウェイブ界隈では共通の認識であると思います。
カナダはトロント在住のPat DiMeoもその感性を尊重しているアーティストの1人でして、今回紹介するThe Motion Epicとは彼によるプロジェクトになります。
まずは新作の音源からチェックしてもらいましょう。
シンセウェイブ好きには問答無用でオススメですね。
今回のアルバムが3作目になりますが、音の質感及び奥行きは今作が飛び抜けていると思います。
Pat DiMeo自身はレトロポップという言葉を使っていますが、それは決して古臭いという意味ではなく、あくまでも1980年代のポップカルチャーを最新の音楽機材によって「リダックスした」という表現手法になります。
これはシンセウェイブの根底に流れる思想とも言えるので、興味のある方は他のアーティストもチェックしてみてください。
(どうしてもピンと来ない方は、以下の音源を聴いてみてください。)
僕はカバー曲が好きではないのですが、これは認めます。
いや、認めさせてください。
原曲へのリスペクトがしっかり伝わってくる、とても良いカバーですよね。