【Melodic Death Metal】ロシア産メロデス、In Visionの衝撃的なデビューアルバムはHMファン必聴レベルの傑作!
個人的には停滞気味だと感じているメロデスシーンに、新たな希望の星が現れました。
その名もIn Vision、ロシアはモスクワ出身の4人組です。
まずはPVからご覧ください。
元々、東ヨーロッパやロシア近辺の音楽って、どのジャンルにも相応の哀愁性を帯びていますから、これがメロデスに昇華されたとしても、何ら違和感はありません。
このデビューアルバムにしても、極めて高品質なグルーヴを実現しています。
特にクリーンパートとのメリハリもよく効いていて、テンポの遅い楽曲でも世界観の破綻がありません。
僕なんかはParadise Lostの音楽性を真っ先にイメージしたぐらい、ゴシック系やドゥーム系にも通じるパッションが全編にちりばめられています。
正直なところ、グロウルパートの迫力不足及びギターリフの展開にはもう少し工夫が欲しかったものの、各楽曲のアレンジが面白く、最後まで飽きさせません。
特に「Before We Die」や「Poison」といった楽曲は、正統派メタル好きをも必ずや唸らせることになるのではないでしょうか?
2021年はまだ始まったばかりですけれども、新人賞候補が早くも登場しました。
メロデス好きは決してスルーしませんように、重ねてお願い申し上げます。