【Post-Rock】US出身仲良し3人組インストゥルメンタルバンド、Vasudevaが渾身の3rdアルバム「Generator」を発表!
Vasudeva「Generator」★★★★★
ニュージャージー出身の3人組、Vasudevaが最新作を発表しました。
2019年には初の来日公演も相当盛り上がったそうで、その後に製作された本作「Generator」は彼らの音楽的成長の軌跡としても、価値のある作品です。
まずはPVで最新音源をチェックしていきましょう。
何と言いましても、本作から導入されたキーボードの存在が大きいです。
これでグっと奥行きが与えられました。
個人的には、よりアトモスフィリックな雰囲気が構築されているように感じます。
そもそも、テクニカルでプログレッシブなアレンジはデビュー時から変わりませんけども、こうしたシューゲイザー的な耽美的要素がVasudevaの良さなんですよね。
特にクリーントーンのギターには強いこだわりを感じていて、僕は大変好みです。
そして言うまでもなく、ライブパフォーマンスも圧巻です。
元々がギターキッズな僕ですから、彼らへの評価は総じて甘めなのかもしれません。
しかし、この世界観を歌なしで表現する力量は本当に素晴らしい。
比較的飽きやすいジャンルのインストゥルメンタル界隈においても、彼らの存在は異彩を放っていますよね。
似たようなバンドで、PliniやPolyphiaとかが好きな人にはぜひチェックをお願いいたします。
欲を言えば、もっとアートワークにもこだわって欲しいと思います。
これは前作、前々作にも言えることですが、せっかくの音楽性をさらにデザインで体現して欲しいのです。
きっと彼らには、腕のいいマネージメントが必要ではないでしょうか。