【Synthwave】サイバーパンクなKansas Cityからの新たな刺客、Essengerに注目!
Essenger「After Dark」★★★★★
当ブログではアルバム単位のレビュー記事を基本としておりますが、デビューアルバムのリリースまで待てない新人が出てきましたので、記事にしてお知らせしておきます。
その名も、Essenger。
ミズーリ州と言われましても、なかなかピンと来ませんね。
(ただ、西海岸ではないことは確かです。)
ひとまず、最新シングル「After Dark」のMVをご覧ください。
いやはや、パーフェクトですな!
これぞサイバーパンクな世界観を、低予算ながら、キッチリと仕上げてきました。
映画「ブレードランナー」というよりは「エスケープ・フロム・L.A.」といった佇まいですが、日頃からSynthwaveが好きな方にもストライクな世界観ではないかと思います。
過去の音源もチェックしてみましょう。
いかがでしょう。
一見してサイバーパンクカルチャーをベースにしておりますが、その音楽性はSynthwaveのみならず、ChillstepやElectronica、そしてEDM方面まで守備範囲を広げているのがお分かりかと思います。
これはThe MidnightやFM-84といった既存のSynthwave勢とは一線を画す個性です。
実際のところ、DabinやMazare、WRLDといったMonstercat系のアーティストとも交流がありますので、今後、Essengerは思わぬところから注目を浴びる可能性が高いです。
(個人的には、DJ/Club Music界隈から先に注目される気がします。)
僕の中では「ポストMadeon」ぐらいの期待はしているのですが、肝心のデビューアルバムは来年1月のリリース予定。
そこでようやく、Essengerとしての音楽的な方向性が明らかになることでしょう。
待ちきれませんが、それを楽しみに新年を迎えたいと思います。