【購入レポ】Bose® Solo 5 TV sound systemを買ってみた【サウンドバー】
Bose®「Solo 5 TV sound system」
長年使用していたホームシアターシステムを撤去してサウンドバーを設置しました。
当初はYAMAHA製のYAS-107を買うつもりでお店に行きましたが、、、店を出たらBOSEのこの製品になってました。
見た目というか、デザイン性で選んでしまった感があるのですが、とりあえず感想を残しておきます。
まずは良いと思ったところから。
店頭でYAMAHA製のYAS-107を見たとき、その大きさとデザインに失望しました。
いくら音質が良かったとしても、リビングという家の中心に置くものですからね。
毎日のように目にする部分だからこそ、自分の好きなデザインに囲まれたいという潜在的な欲求は皆さんにもご理解頂ける部分かと思います。
本製品の場合、コンパクト設計ながら、音質は頑張っている方だと思います。
特に高音域がシャキっとしているので、TVなど「声」の多いサウンドに上手くチューニングしている印象はあります。
それとBluetooth搭載は素直に嬉しいですね。
別途、充電式のBluetoothスピーカー(JBL製)も使っておりますが、バッテリー切れに気を使わなければならないのが地味に不満でしたから、今後はこのBOSEを使う頻度が増えそうです。
以前よりPCスピーカーはBOSE製を使っていますし、音の感触自体に違和感はありませんでした。
低音域に力不足は感じますが、クラブミュージック系でもクリアな音質が楽しめます。
とはいえ、不満な点も多々ありますので列挙してみます。
サウンドバーという商品の特性上、ホームシアターサラウンドのような効果は期待しない方が身のためですが、AAC非対応というのはかなり残念な部分。
これによりTV放送が5.1chでも強制的に2.1chでの出力となってしまいます。
それからコンパクト設計と引き換えに、低音域が非常に弱く感じます。
5段階での調節が出来ますけども、この辺はBOSEらしくないというか、人によっては肩透かしを食らうところでしょう。
それからリモコン。
妙にデカくてUIというか、意匠が全く洗練されていないです。
やろうと思えばこの半分ぐらいのサイズにも出来たはず。
背面も丸みを帯びた設計になっているので、平置きしたら普通にグラグラします。
正直、何ですかこれ?レベル。
加えて、HDMI端子が搭載されていないことで、TV側のリモコンで本製品を操作することが出来ません。
主にボリューム操作を指しますが、つまり、TVのリモコンとサウンドバーのリモコンの2つがリビングに常駐することになります。
(ただ、BOSE側のリモコンを設定すればそれでTVのチャンネルも操作可能です。)
やや厳しい視点で総評しますと、音質については、TV本体のスピーカーに毛が生えた程度、という見方も出来ます。
特にサラウンド効果には全く期待出来ないので、BOSEだからといって期待値を上げすぎないことが大切です。
この製品よりも安価なサウンドバーにはHDMI端子も搭載されていますし、BOSEというブランドにお金を払ってる感も若干否めません。
リモコンの作りも雑ですしね。(強調)
ところが、僕の満足度はそれでも結構高めなんです。
理由は最初に述べた良い部分に凝縮していますが、何よりもプロダクトとしてのデザインが優れていること、そしてTV音声がクリアに聴こえること、この2点で僕の目的は達成されました。
サラウンド効果を楽しむ場面というのは、映画であったり、ゲームだったりしますが、それについては以前からサラウンドヘッドフォンを愛用していますので、すでに事足りているという状況もありまして、このような評価となった次第です。
例えばマンション等の集合住宅であまり大きい音は鳴らせないけども、なるべくクリアな音質でTVを見たいという方には、そのサイズ感含めて、最適なアイテムではないかと思います。
また、気軽にBluetooth接続出来るのは、定額制音楽配信サービス全盛の時代において、決してデメリットにはなりません。
スマートフォンのゲームでさえ、クリアな音質で遊べるってことですからね。
そもそも音響というものは、上を見ればキリがない世界です。
どこかで自分の基準を設けておかないと、気が付けば沼、という状況も珍しくありません。
これはまあ、カメラや他のジャンルでも同じことが言えるのかもしれませんが、、、ひとまず今回は良い買い物ができました。
サウンドバー購入希望者の参考になれば幸いです。
Bose Solo 5 TV sound system ワイヤレスサウンドバー【国内正規品】
- 出版社/メーカー: BOSE
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: エレクトロニクス
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