【噂】HTCがGoogleに買収されるかもしれないという話
HTCは台湾のスマートフォンメーカーです。
近年ではJ butterflyというシリーズがauから発売され、その完成度の高さから日本国内でも定評あるブランドかと思います。
以前、僕もHTL23を使っていましたが、本当に使いやすい機種でした。
Android OSにありがちなバッテリー消耗とカメラの使いにくさには辟易しましたが、UIデザインの魅力がそれを大幅に上回っていた印象。
加えてスマートフォンの"スマートさ"を体現したかのような、しなやかなプロダクトデザインも好みでした。
今夏には大幅にスペックアップしたU11を発表。
すでに価格コムなどのランキングでは上位をひた走る人気機種となっております。
この機種、SIMフリーでの国内展開がなかったので今はまだ様子見ですが、いずれ入手したいと思っています。
そんな中で気になるニュースがありました。
フラッグシップスマホ「HTC U11」の出荷台数が急減したことを受け、HTCの売り上げが危機的な数字へと陥っていることが明らかに
U11、巷では評価が高かっただけに、衝撃的なニュースでした。
確かに、ハイスペックなスマートフォン市場において、HTCはイメージ戦略に失敗している感があります。
同様のスペックであれば韓国のSamsungや中国のHuaweiなどがありますし、シェア的にもAppleのiPhoneという"スマートフォン・キング"の牙城に迫ることすら出来ていません。
HTCファンとしては大変残念でならないのですが、ブランディングがいかに重要であるかを如実に現したニュースとも言えました。
で、本日入ってきた続報がこれです。
HTCは8月、「引き続き楽観視している」と述べていたが、主力スマートフォン「HTC U11」が成功を収めたにもかかわらず、スマートフォン市場における同社のシェアは急落していた。
BBCによると、HTCの世界市場シェアは5年前は約9%だったと推定されるが、サムスンやアップルなどの競合他社に押されて現在は1%未満になっている。
少し前から噂されていたように、Googleへの身売りが現実味を帯びてきました。
だからといってHTC端末がこの世から消滅するっていう短絡的な話ではないのですが、ガジェット好きな消費者の1人としては、わりとセンシティブな案件です。
特に興味があるとすれば、HTC端末が今のハイスペック路線を維持するのかどうか。
MVNOの波及に伴い、スマートフォン市場のスペック競争も落ち着いた感があります。
今後は新興国向けなどに低価格で凡庸な路線へシフト、ということになるとこのU11、HTCにおける最後の"ハイスペックスマートフォン"になるかもしれませんね。
ひとまず、推移を見守りたいと思います。
以上。
(追記)
んでもって、速報出ました。
10億ドルって、、、安くないですか。。。
と思ったら会社ごと買収って話ではなかった模様です。
HTCは従来通りスマートフォン開発を継続。
果たして次機種はどうなることやら。
今後の詳報に注目したいと思います。