The Witcher 3 : Wild Hunt Part-8
メインクエスト「森の貴婦人たち」を攻略中。
ここでもシリの情報と引き換えに貴婦人たちからおつかいを頼まれることになる。
またこのパターンかと失笑してしまうが、「人生はギブ&テイクなのさ」と開発者に諭されているようでこちらも淡々と従うほかない。
そこで貴婦人たちに指示された村で頼みを聞き、大人しく囁きの丘という場所に行くと何やらモルボル的なキモい植物がお出迎え。
ウネウネと動くこの樹木、どうやら実体は悪霊のようである。
しかし、ここでゲラルトは1つの事実を知ることになる。
貴婦人たちの住処でもあるクルックバック湿原にはイタコ婆さんと数名の子供達が暮らしていたのだが、どうやら子供達は貴婦人どもの生贄であるというのだ。
にわかに信じ難い話だが、キーラが貴婦人たちを妖婆と恐れていた理由も頷ける内容だ。
信憑性は高い。
そしてこの得体の知れない樹木は自らを解放してくれればその子供達を助けるとゲラルトに提案する。
こちらとしては魔物退治のつもりがその魔物と意気投合する勢いである。
殺すか、解き放つか、選択肢を前にしばらく悩んだが、罪もない子供達をみすみすと妖婆の食い物にされては夜もぐっすり眠れない。
ここはひとつ、悪霊の言う事を聞いて子供達を助けてもらうことにした。
まあその、今から全力で馬を走らせればゲラルト自ら子供達を救うことは出来るのだろうが、そういう野暮なツッコミはしない性格である。
その後、ゲラルトさんのおかげで悪霊は封印されていた樹木から解放され、野馬に憑依することでこのクエストは完了となった。
3年前から忌まわしい土地となっていたこの囁きの丘だが、ゲラルト霊媒師が悪霊を野に放ったおかげでこの土地は浄化されたのだ。
依頼人である村人達からは感謝されたが、そこで詳しい経緯を語ることはしなかった。
まさか悪霊の言われるがままに野に放ったなどと言えばウィッチャーの沽券に関わる。
事細かくわざわざ言わなくても良い事ってのは世の中にいくらでもあるはずだ。
ちなみにこのクエストの選択肢次第でシナリオが分岐する模様。
今回、私は善人プレイを心がけているが、2周目は鬼畜として本領発揮しようと思う。
この悪霊の息の根を止めたら一体どういうシナリオになるのか、今からとても楽しみだ。
さて、完了報告で妖婆の元に戻る前に、血まみれ男爵の娘に会っておこうと思い、オクセンフルトまで足を運んでみた。
オクセンフルトは大きな街だが、すでにマーカーで表示されていたので娘を見つけるのは至極簡単だった。
しかし、案の定、自分の父親に対する憎悪と嫌悪は健在であり、用がないなら帰ってとつれない。
確かに、自分の父親が酒乱でDV野郎ならそうなりますわな、と苦笑しながら画面を眺める私と猫。
結局、娘の意志は固く、男爵の元に連れて帰ることは出来なかった。
そもそも男爵には無事を確認してこいと言われただけで、娘を連れて帰れとまでは頼まれていないのだ。
しかし、未だ行方の分からない母親の所在が気になる。
この娘と一緒にいる時に怪物に連れ去られたというが。。。
それにしてもこの猫は可愛いぞ。
個人的にはこちらを連れて帰りたいところだが、それも叶うはずもなく。
ストーリー進行上、この猫は何も関係ないと思うのだが、ムービー中にパンすることで、まるでドラマのような「間」が生まれているのが素晴らしい。
これは悪霊やら妖怪やら魔物やら、殺伐とした本作の世界観において、もはや一服の清涼剤とも言うべきか。
ゲラルトさんがこの猫を見つめる何とも言えない表情も良かった。
猫好きなのね、ゲラルト。
つづく。