Synthwaveについては何度も何度もこのブログで紹介してきたので、今さら講釈するっていうのは野暮ですが、個人的にはChill Grooveばかり好んで聴いてます。
Chill Grooveって何かって?
そりゃ知らないですよねー。
僕が勝手に名付けて呼んでるだけなので。。。
きっかけは2019年にリリースされたUnfoundのデビューアルバム「Anomaly」です。
Unfound本人はSynthwaveの延長線上で制作してると思うんだけど、このアルバム以降、こうした4つ打ち系Lo-Fiサウンドを体現するアーティストがチラホラ出始めました。
当初はBPMも遅く、Chilloutに近い精神性に傾倒していましたが、次第にリズムセクションが今のDance Musicと近接する方向性にシフトチェンジ。
要するに、ジャンルのブレイクスルーが起き始めました。
象徴的なのが2020年リリースのOvercrestの1曲。
明らかにBPMが速くなり、この辺りからProgressive HouseやOrganic Houseの地平線が見えてきました。
これはもはやVaporwave、Synthwave、そしてDreamwaveの範疇ではなくなってきているのかなと。
そして2023年の6月、フランス出身のMEGASがやってくれました。
2ndアルバム「Echoes」において、実に見事なChill Groove的世界観を確立。
Anjunadeepに収録されたとしても、それほど違和感がないような曲が多いです。
もしかするとこれ、Synthwaveのパラダイムシフトと言えるかも?
実のところ、Chillwaveってワードを使いたいのですが、それはすでにWashed Outがレイドバックな音塊としてジャンルを確立させちゃったので、誤解を招きますよね。
従いまして、苦肉の策として、僕はChill Grooveと呼んでこの辺のサウンドをカテゴライズすることにしました。
MEGASにはぜひExtended Mixをリリースして欲しいなと思う、今日この頃です。